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タイルの国際展示会『CERSAIE(チェルサイエ)2013』
今年も世界最大級のタイルの国際展示会
『CERSAIE(チェルサイエ)2013』が、9月23~27日の5日間で開催されました。
この展示会は、400社を超えるヨーロッパを中心としたタイルメーカーが集まり、
私たちは毎年次の新商品候補をピックアップしに行きます。
今年、 入社7年目にして私もこの展示会に初めて行ってきました!
毎年写真を見たり、話では聞いていましたが、
想像を超える巨大な展示会で、どこを見てもタイルタイルタイル…
展示会中の唯一の息抜きとして、
会場内のジェラートアイス屋さんに寄るのが日課となっていました。笑
初めは少し長いかなと思っていた5日間でしたが、
全てのブースを廻っているとあっという間に過ぎてしまい、
じっくり見て回るには時間が足りないくらいでした。
展示会を通して感じた、今年のトレンドをいくつかご紹介していきたいと思います。
◇数種類の石の柄をMIXしたタイル◇
石やセメントをモチーフにしたタイルは
デジタルインクジェットの技術の進化で近年定番となっておりますが、
今年のトレンドとして、3~5種類程度の様々な石やセメント等の柄を、
1色の中にMIXされているものが非常に多かったです。
形状は定番の600角以外に、1200×200角などの長尺が多く、
今後は大判タイルも長尺ものがトレンドの1つとなっていくのではないでしょうか。
◇アンティーク調の木目タイル◇
毎年少しずつデザインが変化している木目タイル。
今年は木化石(木が化石化したもの)や、木が経年変化して朽ちた状態をモチーフにしたものなど、
アンティークテイストの柄が非常に多く出展されていました、
その他は、相変わらずのセメント風タイルや超大判タイルなど、
ここ数年デザインなども各社似たような定番ものが多く、
新商品候補となるオリジナリティ溢れるものを見つけるのが
非常に大変でした。
その中でも、ヨーロッパならではの奇抜なデザインもあったりして、
見ていて非常に楽しかったです。
また、蓄光を使ったこんな商品も…
なぜこの漢字が使われているのかは、わかりません…笑
CERSAIEの展示会以外にも、
取引先の各ショールームもいくつか訪問してきました。
とあるメーカーさんが創業100周年を迎え、
創業当時からの製品を展示した博物館なるものを作り、
今回見学することが出来ました。
最近ではほとんど見かけない絵付けタイルや、
タイル以外の焼物も多数展示しており、
100年という伝統の重さを実感しました。
↑過去のタイルのデザインを壁にスクリーンで映していました。
↑お皿などの作っており、手作業で色を付けていました。
約10日間タイル漬けの日々でしたが、
改めてタイルの奥深さを知り、
非常に貴重な経験をすることが出来ました。
今回ピックアップした新商品候補の中から絞り込んで、
新商品として皆様にお届け出来る日が楽しみです。
新商品情報は随時お伝えしていきたいと思います。
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