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タイルの国際展示会「CERSAIE(チェルサイエ)」2011
世界最大級のタイルの国際展示会「CERSAIE(チェルサイエ)」が、9月20~24日
イタリアのボローニャで開催されました。
約176,000㎡もの展示スペースに、イタリアを中心とした世界各国のメーカー965社が
最新デザインの商品を掲げ出展していました。
なんと113,165名もの方が期間中会場に訪れたそうです。
今回私は初めてのCERSAIEだったので、もう全てが驚きでした。
まず、ボローニャの空港に到着して、ターンテーブルの前で荷物を待っていたら、
背後にCERSAIEの広告パネルを見つけました!
その周りには、スペインで開催されるタイルの国際展示会「CEVISAMA(セヴィサマ)」や
タイルメーカーの広告がたくさんありました。
↑ ボローニャ空港内の「CERSAIE」の看板。青りんごがタイルモチーフになっています。
↑ ボローニャ空港内のタイルメーカーの看板。CERSAIEでのブースナンバーが書いてあります。
そして空港のエントランスに施工されているタイルには、
なんと「Ceramic Tiles of Italy」と象嵌で書いてあったんです!!
ボローニャはタイルが熱い街なのですね。
空港の中から一気にCERSAIE気分が高まっていました。
↑ ボローニャ空港のエントランス。象嵌で彫られた「Ceramic Tile of Italy」。
そしてCERSAIE初日。会場までの移動手段は、なんと展示会の為の専用電車です!!
開催時間に合せ1日1往復ですが、「Reggio Emilia(レッジョ・エミリア)」から「Rubiera(ルビエラ)」、
「Modena(モデナ)」を経由して「Cersaie(チェルサイエ)」まで約50分のルートです。
どんな列車が来るのかと思ったら意外とちゃんとした列車で、ちょっと嬉しい2階建てでした。
座席も特急電車のようなボックス席もあり、快適な乗り心地です。
私たちが宿泊した「Modena(モデナ)」駅からだと会場まで約30分なんですが、
電車は定時に来ないし、誰も整列乗車なんてしないし、停車位置だって日によって違います。
途中から乗る私たちは、毎日席の争奪戦でした。
車内はイタリア語が飛び交って、めちゃくちゃ賑やかです。
↑ 2階建てのCERSAIE(チェルサイエ)専用列車。
会場は、「Bologna Fiere(ボローニャフェア)」というところなのですが、本当に広いです。
敷地内には斬新な建物がいくつも立ち並んでいて、(完成当初の設計は丹下健三氏だそうです。)
その中がそれぞれ展示ブースになっています。
建物間の移動手段として遊園地の中を走る様なノロノロバスが用意されているくらいです。
↑ CERSAIE会場となった「Bologna Fiere」
↑ 会場内を走るノロノロバス。
各社のブースは、5日間限りの展示会にもかかわらず、
まるで既存のショールームのように美しく、商品の展示方法もそれぞれ工夫を凝らされていて、
この展示会に掛ける熱い思いが伝わってきました。
なかなか日本の市場では見られないような、個性の強い商品づくりをされている会社もあり、
CERSAIEはタイルの美術館みたいで、毎日ドキドキでした。
↑ 展示ブースもとても大きく、デザインも工夫を凝らしたものが多い。
↑ まるで常設のショールームのようなブース。
出展社の国によってもブースの雰囲気は全く違います。
イタリアのメーカーは、陽気で明るく飲食(お酒もありなんです。)を楽しんでいる方が多かったり、
アラブのメーカーの方は、女性が頭にヒジャブを巻いて厳かな雰囲気だったりしました。
来場者も世界各国から訪れているので、国際展示会でしか味わえないユニークな雰囲気でした。
今年のCERSAIEで、多かったのがデジタルインクジェット印刷を使用した商品です。
この技術を用いることで、細かい柄まで表現することが可能ですし、柄の入り方のパターンも増やせるので、
本物と見間違えるくらいリアルな天然石や木を表現することができるのです。
↑ インクジェット印刷のリアルな天然石タイル。
↑ 1000㎜の長さのデジタルインクジェット印刷タイル。
Maristoのクオーツデザイン・ストーンヘンジもデジタルインクジェット印刷を使用している商品です。
ぜひこちらもチェックしてください。
CERSAIEでピックアップした商品の中から、2012年の春頃に新商品を発売予定です。
面白い商品や美味しかった食べ物など、一度では語りつくせないので、
またこのブログにアップしていきたいと思っています。
ぜひチェックしてくださいね。
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