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タイルの国際展示会『CERSAIE(チェルサイエ)2014』 今年のトレンド
CERSAIE(チェルサイエ)とは、毎年9月にイタリアのボローニャで開催される世界最大のタイル国際展示会です。
今年も去る9月22~26日に盛大に開催されました。
176000㎡(東京ドーム3.7個分)の広さの会場に、世界各国から900社以上のメーカーが出展し、
(イタリア国内650社以上、スペインやドイツ、中国など世界30ヶ国余り)入場者数は約10万人にものぼります。
各社から今年の新作が一斉に発表され、世界のタイルトレンドが、ここから発信されます。
タイルはもちろんですが、趣向をこらした各社の展示ブースデザインも楽しみのひとつです。
ここ数年、デジタルインクジェット技術による、天然石や木の質感・模様を見事に再現した商品が発売されました。
それらの技術は年々進化し、より自然に近い表情豊かな柄パターンが緻密に表現されています。
また、床タイルの大判化も進み、600角から750角、800角へと主流な形状が変化してきているようです。
それらの傾向を含め、今年のトレンドはこの5つです。
◆トレンド1 カラフルな柄物 (色とりどりの幾何学模様やダマスク柄パターン)
◆トレンド2 コンクリートテイスト (シンプルなコンクリートテイストに加え、ストーンや金属を掛け合せたもの等様々)
◆トレンド3 ヘキサゴン・六角形(モザイクタイルから大型タイルまで、カラーはモノトーンからビビットまで多種)
◆トレンド4 厚物タイル (20mm厚以上の重厚感ある床タイル。置き床や階段部分などに使用)
◆トレンド5 薄型大板タイル (最大3000×1000角 厚み3.5mm前後)
それぞれ具体的に写真と合わせてご紹介します。
◆トレンド1 カラフルな柄物 (色とりどりの幾何学模様やダマスク柄パターン)
【柄物】 カラフルな幾何学模様
何パターンもの柄をMIXして使用するパターンが多く見られました。
【柄物】 上品なダマスク柄パターン (120角)
【柄物】 テクスチャーのあるモノトーン柄物MIX(200角)
◆トレンド2 コンクリートテイスト (シンプルなコンクリートテイストに加え、ストーンや金属を掛け合せたもの等様々)
【コンクリートテイスト】 シンプルなコンクリートタイプです。
【コンクリートテイスト】 コンクリートとストーンを掛け合せたタイプです。
◆トレンド3 ヘキサゴン・六角形(モザイクタイルから大型タイルまで、カラーはモノトーンからビビットまで多種)
【ヘキサゴン 六角形】 釉薬で色をつけ、更に厚みを変えて陰影を出していました。
【ヘキサゴン 六角形】 コンクリートテイスト+柄物を掛け合せたタイプです。
◆トレンド4 厚物タイル (20mm厚以上の重厚感ある床タイル。置き床や階段部分などに使用)
【厚物タイル】 20~30mmの厚物タイルが多数出ていました。
日本で人気の600角サイズ外床対応品は、通常の厚みのもの(10mm前後)はめっきり減り、
このような20mm以上のものが圧倒的に多かったです。
【厚物タイル】 20mmのタイルをR加工し、階段部分に使用していました。
◆トレンド5 薄型大板タイル (最大3000×1000角 厚み3.5mm前後)
【薄型大板タイル】 最大3000×1000 厚み3.5mm
現地では、貼りしろの取れないリニューアル物件などの需要がとても多いようです。
現在選定してきた商品を最終決定に向けて調整中です。
決まり次第、またご案内します。
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