世界最大級のタイルの国際展示会「CERSAIE（チェルサイエ）」が、9月25～29日

イタリアのボローニャで開催されました。

今年は、記念すべき30回目だそうです。

 

約社のタイルメーカーさんがブースを出しているのですが、

中にはモザイクタイルに絵画を印刷したり、タイルをガラスの中に埋めて展示してみたり、

ガラスモザイクでテーブルセットを作ってみたり…

それぞれ趣向を凝らした展示をされていて非常に面白かったです。

 

↑　　【左】モザイクタイルに描かれた壁画。　　【右】氷漬にされたタイル達。

↑　絨毯もテーブルクロスもワイングラスの中のワインも10㎜角のガラスモザイクタイルです。

 

今回私は2回目のCERSAIEです。

私が感じた今年のキーワードをまとめてみました。

 

●　セメント調・ベーシックカラー

昨年に比べてベーシックカラーが多く落ち着いた印象です。

セメント調のものも多く、建築家向けにカラーバリエーションを増やしたり、

セメント調で、木目テイストの柄が入ったものもありました。

 

●　ウッドテイストの進化

デジタルインクジェット印刷技術が出てから数年、ウッドテイストブームです。

そのクオリティーは高く、天然木かタイルかパット見ただけでは分からないくらい。

長尺物は今年も継続して多いですが、パーケットや塗装木といったニュータイプが増えてきました。

 

●　巨大化

年々タイルのサイズが大きくなってきています。

下左の写真の黒いのタイルは最大3000×1500㎜。

右側のウッドテイストですが、比較対象がないのでお分かりづらいですが、1800㎜もあります。

タイルの巨大化はどこまで進むのでしょうか…

 

●  モザイク？タイル

窪みのある内装タイルに塗り目地をすると…モザイクタイルが貼ってあるように見える商品。

モザイクタイルは価格が高めですが、これなら気軽にモザイクタイル気分を味わえますね。

以前からこのタイプはありますが、今年は多くのメーカーさんが出されていました。

 

といったところでしょうか・・・。

CERSAIEでピックアップした商品の中から、2013年の新商品を絞り込みます。

 

現地でのいろいろな出来事やイタリアでの食事など、たくさん写真を撮ってきましたので、

またこのブログにアップしていきたいと思っています。